「はっ…はや…とっっ」
「ん??」
キスをやめて理沙の顔をのぞき込んだ。
「ぁ…の……えっ…と」
息ができなかったらしく、肩で息をしながら俺を見つめた。
「ごめん、理沙。俺止まんなくて」
「へ!?ううんっ…」
「いやだったよな?ごめん」
理沙の髪をそっと撫でる。
「違うのっ…もう少し…ゆっくり」
「え?」
顔を真っ赤にして理沙は呟いた。
「緊張しちゃって…だから、ゆっくり」
へへっと苦笑いする理沙が可愛くて愛しくて……ぎゅっと抱きしめた。
「俺、子供でごめん。我慢できねぇ」
「平気だよ?……隼人」
理沙は俺に…キスをした。

