★HAYATO★
俺は今困っている。
俺に体を預け眠っているのは俺の愛しい人、理沙。
気持ちは一方通行だけど…
ってなんか俺さみしっ。
「んぅ………」
たまに吐息を漏らしながらかすかに動く理沙。
この体制、寝にくいのかな?
ちょっと心配になってベッドに運ぼうと試みたが……
どうしても理沙をどけないと立ち上がれない。
理沙は爆睡してるみたいだし…
慎重にやれば大丈夫だよな!
意を決して理沙の頭を持ち上げた瞬間。
「ん~~~」
理沙が目ざめた。
「ぁれぇ?隼人…おはぉ」
完全に寝ぼけてる。
「もう朝ぁ?」
訳のわからない質問をしながら俺の胸に再び顔を埋めた。
ちょっ…俺必死に抑えてんのにっ…
そんな俺の格闘を知らない理沙はぎゅっと抱きついてきた。
む…む…胸がっ!
もちろん俺の息子は反応…。
そんな俺に気づくこともなく、理沙は顔をスリスリしてくる。

