恋人以上、恋人未満。



「俺の家」
「はぁぁ...」
さすがって感じだ。
お庭広いし!池あるし...
テニスコートとグラウンドも...。







「さ、どうぞ?」
そういって機械をぽちぽち触る。
ギギギギ...と音をたてて重そうな門が開く。
「「「お帰りなさいませ、お坊ちゃま」」」
たくさんのメイドと執事がお出迎え。
なんとも豪勢な...。








「お客様、お体を暖めましょう。こちらへどうぞ」
一人のきれいなメイドさんに連れられてお風呂へ。
「ぅ...わぁぁぁぁ」
どこかの旅館のようなおっきいお風呂。
って言うか温泉??








ゆっくりぬくもったあたしにおいしい和菓子と温かいお茶を入れてくれたメイドさん。
「すごい...」
「理沙の家もこんなでしょ?」
「あたし学校の寮だし...あんまりこういうのなれてないんだ...」
「かわいいね」
「そんなっ...こんなにきれいな浴衣ま着せていただいて...」



「ほんと理沙はおもしろいね」
にこにこ笑いながらあたしに
タオルを渡してくれ。