「………どういう意味だよ、それ…」 健斗の声が震えてるのが分かった。 「……殺したって…兄貴を……?」 あたしはゆっくりうなずく。 「だって…あれは事故だろ?」 「……あの事故はあたしが原因なの」 あたしの背中に置いてある健斗の手からも震えが伝わってきた。 「直斗はあたしのため…ううん、あたしのせいで指輪を買いに行ったの」 健斗の顔にいつもの笑顔はない。 初めて見る驚愕した健斗。 「あたしのために指輪を買いに行かなかったら事故に遭わなかったのに…!!」