授業開始のチャイムが鳴ったとき、あたし達は屋上にいた。



「開放感ー!」

そう叫びながら屋上の床に寝転ぶ健斗。



「あたし授業サボったの初めてだよ」


あたしはそう言いながら健斗の隣に座った。



「七瀬ちゃん真面目だな〜でも今日は不真面目だね」


「ばか。健斗のせいだよ」


「あははったしかに!」


……あ…声を上げて笑ったところ…始めて見た…




「そういえばさ!」


突然、健斗は起き上がってあたしを見た。



「さっきも思ったけど…七瀬ちゃんって積極的なんだね」