抱きしめられた腕の中であたしの鼓動もだんだんと高鳴る。




『俺は、本気だよ?一生大切にする、一生愛する。俺の人生には、七瀬が必要なんだ。』



少し身体が離れて直斗に見つめられた。




『七瀬、俺と結婚してください』





人生で一番幸せな瞬間だった。



付き合ってまだ1年半だけど、あたしは彼を本気で愛してる。


高校3年生のあたしは、まだまだ子供だけど…この人となら結婚したいって心底思ってた。



だからあたしの答えは、


『ありがとう。もちろんだよ、直斗。よろしくお願いします!』



もう一度、愛しい彼を抱きしめた。