でも直斗を死なせてしまったあたしは、天国に逝けないのかな……


そうしたら、会えないよね……




でも、いいや。



とりあえず何も考えなくていい世界に逝きたい。




今のこの状態から解放してほしい。





ふらふらと立ち上がって机に向かう。


手に取ったのは、カッター。




あたしには、直斗がいないと生きていけない。


直斗…


今、あたしも逝くね……?




〜〜♪〜♪〜♪〜



手首に刃を当てたとき、携帯の着信音が鳴った。