「……う…そ…」 …今、たしかに直斗を感じた。 「……直斗…?…いる…の?」 だけど、もちろん返事が返ってくるわけもなく。 でも…あたしの気のせいなんかじゃない。 今、絶対に直斗はいた。 あたしを包んでくれた。 いつもみたいに、優しく、温かく──… 「………指輪…?」 もしかして…指輪をはめたから? あたしが指輪をはめたから…直斗はあたしを抱きしめてくれたの…?