"ドシンっ"

怒り狂って、周りが見えて無かったせいか人とぶつかっちゃった。

お互いの商品が店内に散らばり気まずい雰囲気…

「ちょっとぉどこに目ぇ付けて歩きよぉと?」

あたしが文句言っても知らん顔のソイツは

「………」

無言で散らばった商品を拾い集めてた。

大量の単3電池…

何なん…コイツ?

「ちょっとぉ、か弱い女の子突飛ばして何も言わんつもり?」

何も言わないソイツは、あたしに背を向けレジに向かいさっさと支払いを済ませさっさと店を出て行った。

なんかあたしの一人相撲っぽい雰囲気にされ怒りが納まらなかったけど…まぁ二度と会わんヤツやけん…そう思っていた。

この時点では…