「オヤジさん…俺は女系家族で肩身の狭い思いをしてるアンタに息子を提供する…いわば恩人だ。しかもアンタと違って俺は今日を逃すと、いつ訪れるか解らんチャンスなんだ。だから今回だけは、俺に譲ってくれ!!」

俺の声…オヤジに届くか?

「それはダメだ。千夏の裸を覗くのは父親としての当然の権利なのだから…君がどんな理不尽な要求して来てもそれを受け入れる訳にはいかない」

まったくの平行線…

となれば

「どうやら妥協策は共同戦線以外無いらしいな…」

覗きの現場にオッサンが相席するのは、よくある事だ。