「とりあえず…美晴ちゃんには助太刀してもらった訳やし礼ぐらいきちんと言わせんとね…まずは、コイツの棒読みゼリフをなんとかせにゃね」

まずは感情システムの組み込みからかかる千夏

「と、なりゃ…ミッチーの出番だな」

そう言ってケータイを手に取りピポパポ…

"プルルルルプルルルル♪"

悪魔の呼び出し音が不気味に洋館に響き渡る。

資金ゼロで外注…それが千夏の基本方針

「良治の事で金やら使えるか!!」

いくら美晴の為とはいえリスクは背負いたくない。

つまり…濡れ手で粟を狙うのだ。