「どうかされました?」 その声にひとりが振り向いた。 振り返ったのは見覚えのある顔。 「あっ、未紗ちゃん。どうしたの?」 不安そうな彼女の視線が隣の子に向けられる。 「耶菜が...」 見ると かなり顔色が悪い。 とにかく診察室に運ぶことにした。