それから数日後がたった。 「おはよう、未紗。」 「耶菜、おはよう。」 「未紗、なんか顔色悪くない?大丈夫?」 「そう?全然大丈夫。 低血圧の私が珍しく早起きしたからかな。」 ちょっと嫌味っぽく言ってみれば、 「はいはい。すいませんね。付き合わせて。」 と耶菜が拗ねたように言ってくる。 今日は日曜日 定期テストが近いからと言うことで 2人で図書館に行こうと、耶菜に誘われたのだ。