「先生は何でお医者になろうと思ったんですか?」 「うーん... 俺さぁ、小さい頃に入院したことがあってさぁ、 苦しくて苦しくて仕方なかったときに病院の先生に救ってもらったんだ。」 昔の記憶を思い出すように先生は窓のほうを見ていた。 「その時に、俺も苦るしがってる人の、つらそうにしている人達の痛みに寄り添いたい... その痛みを少しでも和らげてあげられたら... って本気で思ったんだ。」 先生は、 少し恥ずかしそうに、でも真剣に話してくれた。 「そうだったんですか。」