"迷惑だろうなぁ"と思いながらも 彼女に話しかけようとしたその時だった。 彼女のか細い体がぐらつき、その場にしゃがみ込んだ。 俺は急いで彼女に駆け寄った。 「大丈夫?」 と声をかけた。 「どうして...」 "どうして..."? あっ。何でここにいるのかってことか。 「あんなつらそうに"大丈夫"なんて言われたら、ほっとけないだろ。」