そして私の様子を見て、もう大丈夫だと悟ったのだろう。 「よし、じゃあ行くか。」 軽く私の肩を叩き、歩き出す。 すると次第に道が現れ、目の前がだんだんと開けてきた。 青い空…心地よい風。 いつの間にか丘に出た私とハイネ。 そこで私が見たのは、 初めての外の世界だった。