花嫁と咎人


そして促されるまま口を開けば、私はあっという間に全てを話し終えて。


「…なんてこった。」


全てを聞いたジィンは頭を抱えた。


「でも、やっぱり何かおかしいと思ってたんだよな…。」


「…え?」


「ん?いや…実はさ…」


それからジィンが話し始めた事。

なんでも砂の町サザルツに海の鳥が沢山やってきて、店の食べ物を食べたり、物を壊したりと酷い公害になっているよう。

それで見かねたジィンがこの森に餌を取りに来て、その鳥にやっているんだとか。


「…で、今日も餌取りに来てたら、誰かが蛇の餌になりかかってた。…んで助けたらフランだったって訳。」


苦笑いしながら話す彼女は少し笑い、また話を続ける。


「それはともかく…フランの話聞いてたら、なんか関係があるような気がしてさ…」


「関係?」


「…ああ。例えばこの国に向かって大きい何かが海を渡ってきている…とか?」


―…海?


「まあ仮にだけどさ。船とか、そこら辺のモンが来てたら鳥も居場所なくなっちゃうからね。」


「でも船って、ここは鎖国中なのに…そんな大きな船が来るわけないわ。」


するとジィンは突然だあーっ!と叫び、


「だから分かんないけどって言ってるだろー!」


ゴツンと私の頭にげんこつを落とした。