花嫁と咎人


  ◆ ◇ ◆


夜が明けた時、ルエラは大きな鷲を空に放った。

真っ赤な太陽の光さえも打ち返すようなその雄雄しい姿。


その姿を見送り、白い息を吐きながら…
自分が処刑されるはずであった広場の真ん中に立つ。


誰も居ないこの場所。


水の止められた噴水。


ルエラは母の遺品の首飾りを静かに着けた。



そしてその紅い瞳を太陽に向け…そっと、呟く。










「“これは、革命だ。”」