「初めまして、各賊の賊頭の皆様。俺がヴァルドヴァレスの賊頭、オズヴァルドです。」
そして薄暗い証明の中、彼は淡々と話していった。
「先に言っておきますが、これはあくまで無報酬。掟破りのボランティアです。―それは承知で?」
恐らくこの中で一番年下であろうオズの発言。
だが、皆頷くばかりで誰も異を唱えない。
否…誰も口を開く事ができないのだ。
「それならば話は早い。」
それは借り故に。
過去の知られざる物語。
彼等の語られざる記憶の断片に、必ずしも彼の姿が在るのだ。
にんまりと笑う、オズ。
刹那、表情が引きつる賊頭達の表情を楽しむかのように「ははっ」と笑いを零すと、
「さあ、円卓の会議を始めよう。」
パキン。
オズは指を鳴らした。

