そして、私は一人になった。


何もかも失った。

何処かへ連れて行かれる血まみれの彼を見つめたまま、平伏し、只、涙を流す。



彼の想いに、私の心は何度も貫かれた。

だが、彼を貫いたのは鉄の刃だった。


もう…戻らない彼との日々。



光を失う、私の心。