◆ ◇ ◆ 「あーもう、またいちゃついてさー…。」 朝一番に起きたオズは、木の下で寄り添って眠る二人の姿を見て…草原の上に倒れこんだ。 そしてひたすらその上を転がり続ける。 「ぶー。」 するとそんな時、自分の服から…キラリと光る何かが落ちて。 オズはそれを手にする。 それは透明に透き通る石が付いた片方だけのピアス。 「………こんな所にあったのか。」 持ち上げて、にっこりと笑った。 「お帰り、ロナ。」