余韻が消えて、会場が静寂に包まれてから立ち上がる。 今もしかしたら酷い顔してるかもしれない。 もういいや、前向こう。 深く礼をした。 拍手が耳に届いた。 ふらふらと舞台袖へと戻る。 視界がぼやける。 何だこれ、息も震えてる。 終わったんだ、なぁ。 片付けをして観客席に戻ったら笑顔の由月がいた。 「お疲れ」の言葉にほっとした。 そして、結果発表。 指を祈るように組んでぎゅっと目をつぶって、目を開けてステージを見た 『二津木高校金管八重奏―――』 ひゅっと息を飲んだ。 .