一人で食べる夕食には慣れている。


もう、これが当たり前のようになっている。



「アハハッ…」


一人で見るテレビにも…
そして一人でテレビにツッコンでいる状況も…



当たり前なのだ。



淋しくないなんて言ったら嘘になるけど、私は高二で、もぅ大人なんだ!!!




…ガチャ…


私は自分の部屋に入った。暗い部屋の窓から月の光が差し込む。



月が輝く窓へ近づいた。


そっと窓を開けて空を見上げると…

たくさんの星と月が輝いている。
ボーっと月を見ながら、私は思った…

もう少し私に勇気があったらなぁ。
柚との関係を変える勇気があれば…




そう思いながら私はベットに横になった。


いくら何を考えても遅い事は分かっている。


けど少しだけ希望という言葉を信じたかったのかもしれない。