「…そういえば、みのりチャンて彼氏いる??」


「…!!! えっ??」


祐介の突然すぎるぐらいの、変な質問に私は驚きながら聞き返す。



「ちょっ…ちょっと祐介。急に変な事聞かないでよ!ビックリするじゃない!!」



「そう?そんなに変かな…俺が聞くのって?」


「いや…変って訳じゃないけど急に…」


「…でっ?いるの彼氏??」


「いない…ケド」


「ふぅぅん…ならいいや!」




あまりにも唐突すぎた質問に私は少し戸惑っていた。



−キーンコーン……−



学校も終わり。私は一人で下校中…


柚と亜弓は先に二人で帰って行った。


一緒に帰ろうと亜弓に誘われたが、今の私には拷問にあっているのと、同じぐらいつらすぎる。



三人仲良く帰れるはずなんてない。ごまかすので精一杯なのに…