柚と二人で閉じ込められたエレベーターの事も…


祐介に告白された事も亜弓に隠す必要なんてないのに…


だけど私は隠したかった。


きっと、柚にも亜弓にも自分の気持ちを知られたくなかったからだ。



「みのりチャン…考えてくれた??そろそろ返事が聞きたいんだけど…」



一人で考え込んでいると祐介が、真剣な顔で私に話しかけてきたのだ。


「…えつ、、と…その、、まだ気持ちの整理がつかないって言うか。何て言ったらいいか…」


私が返事に困っていると、祐介が…


「じゃぁ!!こうしよう!!試しに俺と一週間、付き合ってみて決めたら??」


「はい!?!?」


「おぉ〜我ながら冴えてるかも…!!そういうことで、よろしく!!」



どうしよう!!

なんか勝手に決められてしまった。



けど…もしかしたら、これが何かのきっかけになれば…


私は頭のどこかで、柚を諦めようと必死だった。