いや~遅刻しちゃう~!

「ってかさーなんでさっき手あげなかったくせに今更変われっていうわけ?」


なみが助け船を出してくれたわ。


「だからぁあたしぃたっちゃんのことぉを狙ってるってぇ言ったじゃぁん。あんときぃたっちゃんまだぁ決まってなかったもぉん。」


「でももう決まっちゃったから今更変えようがなくない?」



「そぉなんだけどぉ…そこをぉなんとかしてもらいたいのぉ」


「なんとかって…」



ちょうど私たちが困ってるときにクラス委員長が来たわ。


「あのー話が聞こえちゃったんだけど、張間さん。」


と言って語尾を延ばす美津子改め張間さんのほうに向いた。



「そんな気持ちで委員会をやるのはやめてもらえません?」


さすが委員長だわ。


迫力がすごいもの!



クラス委員長の真中さんは先生とか生徒からの信頼がとても厚いって前なみが言っていたわ。



さすがに委員長に言われれば黙るでしょ。


なにせ委員長の顔は広いからね!



ケッ!負けを認めなさい!