「…奏汰くんのばかあ」 なに泣いてんの! あーだから お酒だめなんだって… 「奏ちゃん、 ちゅーしよー?」 抱きついたまま 顔を近づける だめだめだめだめ… 「無理」 うん、まあそれが 普通だもんね 「じゃあいいもん、 陽太くんにしてもらうもん」 なにいってんだろー… 「…抜けっぞ」 「へ?」 「陽太、俺ら抜けるから 金置いといたし」 手を引かれて とことこついてく 「奏ちゃん、 どこいくの?」 頭くらくらする…