「雄也ッ」

ユニフォームが泥だらけ。

なんか笑えた。

でもあたしは顔を隠した。


笑えないくらいの傷。

こんな姿見られたくなかった。


「麻緒ッ!お前どうしたんだよ?!血だらけだよ?!なにがあったんだ?!俺に全部話してくれッ!」