「いままでありがとう。」
あたしは涙がこらえきれなくて走り出した。
「なんだよ」
しかしすぐに捕まってしまった。
「もう。別れよう。」
「なんでだよ???会えないからか???ぢゃあ俺今すぐ野球部辞めるから。別れるなんていわないでくれよ。」
野球頑張ってほしい。
「ごめん。」
「それほど麻緒が大事なんだよ。」
あたしだってそうだよ??
「…ごめん」
謝ることしか出来なかった。
「謝るだけぢゃ分かんねーだろ!!」
「………ごめん」
雄也の前では絶対泣きたくなかったからだからあたしは走り出した。
走りながら思い切りないた。
雄也のこと忘れるなんて出来ないよ?
好きだよ???大好きだよ???
神様。
雄也のために選んだ道はこの道で合っていましたか???

