そして夏の甲子園がやってきた。


野球部はいつもよりのピリピリした雰囲気だ。


たまに授業を欠席させ練習をしている。

ここまで学校は野球部に賭けてるんだね。






「雄也!頑張ってね!」

「おう!!!






見に来てくれよな!///」


「うん!!!」


そんな会話が嬉しかった。


でもね。本当はすごく悲しかった。寂しかった。


雄也が後ろにいないだけで。

雄也との会話が少なくなって。


どこかで雄也の夢を応援できない自分がいた。



分かってるのに応援できない。


酷いよね。あたし。