SWEET CAFE

不思議な気持ち。


さっきまではすごく悲しかったのに、今はこんなに心が穏やかで。

人の優しさってこんなにも温かいのだと、久しぶりに感じた気がした。



「ありがとうございました。すごく美味しかった。」
こんなにも自然に笑えたのは久しぶり。心から感謝の気持ちがこみあげる。


「そう。」

返事は相変わらずそっけないけれど、不思議と嫌な感じはしなかった。


「私、青山遥って言うんです。お名前、聞いても良いですか?」



「‥聡介」


「聡介さん、ありがとう。なんだか幸せな気持ちになれました。本当にありがとうございました。」


そういって、私は席を立った。

決めたのだ。
彼とは別れると。
私もそろそろ前に進みたい。

いつまでもこんな自分じゃなくて、自分に正直に生きたいから。