SWEET CAFE

「最っ低!!」



咲久の急な大声に、店内の人達が怪訝そうにこちらを見た。


「さ、さくっ!落ち着いて!!」


「そんなことされて落ち着いていられる?!冗談じゃないわよ、馬鹿にするのもいい加減にして。私に一発殴らせろって言って。」

「よ、よかったんだよ、とにかく縁が切れたんだからさ!ねっ?」

「じゃあ遥の2年間はどうなるの!!そんな男でも結婚するつもりだったんでしょう…?」


結婚。

正直考えたりした時期もあった。だって、私も27歳だもん!今の時代じゃ、決して遅くないのかもしれないけれど、早過ぎるって歳でもないよね…

でも…

「結婚する前に気付けて良かったんだよ!私は、もう大丈夫!」

そういって私が笑うと、咲久も優しく、でも少しだけ淋しそうに微笑んでくれた。



私の言葉は、
半分嘘で半分本当…

無理矢理作った笑顔に、咲久が気付かないはずがなかったのに、それ以上何も言わないでくれるのは咲久の優しさだった。


ありがとう、咲久…