SWEET CAFE

ジリリリリリ―――――――――

不快な音。いつも私の眠りを妨げる音。起きなくちゃ。

カーテンからは日の光りが差し込んでいる。朝だ、と思う。

一瞬、夕べのことは夢だったんじゃないかと思って、でもすぐに現実に引き戻された。


ゆっくりと体を起こして、ぼーっと机の上をみると、間違いなくそこには一枚の紙があった。



≪なんかあったら、電話して。≫


そういって、聡介さんが渡してくれたものだ。


昨日あれから、結局私は泣き崩れてしまって、しばらくその場からうごけなかった。










「もう、いいの?」





私がゆっくりと顔をあげると、聡介さんの声が意外と近いところから聞こえた。

ふと、横をみると隣にしゃがみこんでいる。




「あ…私…、ごめんなさい…」



「いや、いいけど。これ。」



聡介さんの手の中には、受け取り損ねた私の携帯。
そっか。そうだった。

「ありがと」