朝の鳥たちの声で目が 覚めた。 ふと時計に目をやると ちょうどいい時間帯だ。 「着替えよっ」 そう言ってベッドから 立ち上がった。 タッタッタッタ。 軽快な音をたてる階段に 少し心はずませ、 下に行くと朝ごはんの いい匂いがした。 「おかーさんおはよっ。」 「自分で起きれたのっ?」 その言葉に少しイラっ としながら席について ご飯を食べはじめた。 「朝くらい起きれます」 「ふふふ」 そんな笑い声を聞き流し、 ご飯を早く食べ終え、 いってきますと言いながら 玄関を出た。