「そう怒るな。朝からそんなに怒ると体に良くないぞ?」



「あのなぁ…誰のせいだと思ってんだ!?」



「俺だ」



「自覚あんじゃねーか!」



「これも愛情表現の一種だ。受け止めろ」



「あ、あいじょーひょーげん?」



「あぁ」





俺は至って真面目だというばかりに、頷く晶。








いやいやいやいや…。


……頭痛くなってきた。







これ以上コイツに付き合ってたら、変態がうつる。






「いや、もういいわ」


そう判断した俺は、潔く突っかかるのをやめた。








いくらまだ他の先生たちが少ないとはいえ、職員室でこんな会話をしていたら何を言われるか分かったものじゃない。



晶とのネタでからかわれるのだけは、マジで勘弁だ。