「亜紀、何ぼーっとしてんの」 「それ壱成に言われたくなーい」 黒で統一された壱成の部屋で、あたし専用のクッションを抱きしめて、ぼーっとしていたところで、寝ていた壱成が目を覚ましたみたいだった。 「うん、だから珍しいと思って」 「んーリナちゃんのこととか?」 「あー。 まぁとりあえずおはよ。 いつから来てたの?」 「ママと話してたからここに来たのはさっき」 ママはあたしのママではなく、壱成のママだ。 最近では自分の母親より仲良くなっている。 優しくて面白い壱成のママが私は大好きだ。