亜紀の部活が終わるまで待つ教室を、亜紀のクラスの隣の空き教室にして1週間がたった時だ。
「壱成くん」
「んー」
「壱成くん」
「…わ、」
太陽が沈みはじめ、心地よい夕暮れ時、やはりいつものように隅の方でうずくまって寝ていたら、肩を叩かれた。
ゆっくり顔をあげたら、なんとかちゃん(…また名前忘れた。リエちゃん?リカちゃん?なんだっけか?)がいた。
うっすら笑みを浮かべて、びっくりした、とあくまでも偶然を装いながら俺と接する彼女。
それにしても、よくここがわかったな。
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