「ごめんね壱成」


壱成の寝顔に向かって呟く。

起きている間に言ったらきっと怒られるから。


そう、きっと壱成はそんなこと言うより


「だいすきだよ、壱成」


こっちの方が嬉しいって言うんだろうね。





「俺もすき」


「えっ、壱成!」


寝ていたはずの壱成がゆっくりと目を開けた。