…今日は、昨日と違ってなんだか落ち着いた気持ちだ。
親友に昨日宣戦布告してきたとは思えない気持ち…。

「はぁー…。」

今は、沙雪が昨日メールで、

=========

受信:沙雪
用件:明日だけど、
本文:
今日は有難う!これ
から改めてよろしく
ね!!
あと、明日は那智に
反抗?してラブラブ
登校しよっか♪


=========

と送ってきたので、僕が迎えに行く、と言ったから沙雪のマンションの下で待っているのだ。

よく考えれば、僕は沙雪を待ってばっかりかもしれない…。

「ゆうちゃーん!」
「お、おはよ!」

昨日のメールを見てた僕は慌てて携帯をポケットにしまった。

「あー…!今何か隠したでしょ?」
「いや、携帯だって!」

そう言うと沙雪はニヤリ、と笑って口を開いた。

「悠ちゃん…まさか朝からエ…」

沙雪の言いたいことが分かった僕は、慌てて沙雪を止めた。