…今日は、昨日と違ってなんだか落ち着いた気持ちだ。
親友に昨日宣戦布告してきたとは思えない気持ち…。
「はぁー…。」
今は、沙雪が昨日メールで、
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受信:沙雪
用件:明日だけど、
本文:
今日は有難う!これ
から改めてよろしく
ね!!
あと、明日は那智に
反抗?してラブラブ
登校しよっか♪
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と送ってきたので、僕が迎えに行く、と言ったから沙雪のマンションの下で待っているのだ。
よく考えれば、僕は沙雪を待ってばっかりかもしれない…。
「ゆうちゃーん!」
「お、おはよ!」
昨日のメールを見てた僕は慌てて携帯をポケットにしまった。
「あー…!今何か隠したでしょ?」
「いや、携帯だって!」
そう言うと沙雪はニヤリ、と笑って口を開いた。
「悠ちゃん…まさか朝からエ…」
沙雪の言いたいことが分かった僕は、慌てて沙雪を止めた。