私は何も言えなくなって黙っていたら電車が来た



「電車来たぞ」



結構冷静なんですけど・・・・


「何で私の名前知ってるんですか?」


電車に乗る時聴いたけどシカトされちゃった・・・




まぁそのほうが私の方も嬉しいんだけどね



うわっ、結構満員だな・・・・


最悪だ・・・


「おい、コッチ来い」


私は西島くんに呼ばれたって言うか引っ張られた


勢い良すぎてバランス崩しかけた



「何やってんだよ。ったくせっかく質問に答えてやろうかなって思ったんに・・・」



私は好奇心の目で西島くんの顔を見た


「んな目で見てくんな・・・。答えっから・・・・同じクラスだから知ってんだよ。俺居んの知ってるだろ?今日入学式だから知らなねぇかもだけどな」


いや知ってますって


「知ってますよ。今日入学式の後居なくて先生叫んでましたから・・・」


「は?意味分かんねー。体調悪ぃから医務室行くって言ったじゃねぇか。あの先公ザケンな」


恐ッ、流石筋金入りのヤンキー・・・


って思ってたらまた電車に乗る人増えてきた



「うわっ」


私は勢い良くバランスを崩してこけそうになった


けど何故か私は西島くんの腕にスッポリ・・・



華奢そうな体なのに私の顔の横にある胸板が結構筋肉ついてる


って私何考えてんの!?