私は学習室に入り学年一の人を待っていた。

…誰なんだろ。
女の子かな??
もしかしたら逞だったりして!!頭いいし。
何て妄想を頭の中で巡らせているとドアが勢いよく開いた。

私は妄想を途切れさしドアの方向を見た。
そこに居たのは、
…竹内廉。

「…何しに来たの」と冷たく言えば、竹内廉は冷たい目で私を見下ろす。

「補習…ってあんたが最下位の奴?」
と不快な顔をする。
もしかして竹内廉が学年一位!?
ありえない!!
何でよりによって竹内廉な訳!?
そう思い俯くと、
「めんどくせえ」
そうポツリと溜め息混じりに竹内廉が言う。

何よ。…私だってアンタなんかに教えてもらいたくて居るわけじゃないんだから。
と竹内廉を軽く睨むと、
「早く数学の答案出せ。今日は数学やる」
私は言われた通り躊躇しながらも鞄から数学の答案を出し竹内廉に渡した。

竹内廉が私の点数を恐る恐る見る。

「え!?はあ!?おま、え、3点!?」

竹内廉のマヌケな声。

「いいから早く教えてよ…」
最悪…。
プライバシーの侵害なんですけど。
竹内を横目に教科書を開く。

「これ、また一から解いとけ。俺、寝てるわ」
そう言い私の数学のテストを返し、ソファーに寝転んでしまった。

…補習じゃないじゃん。
私はとりあえず一人黙々とテストを解き直した。