それからキャシーは、隙あらば家を抜け出し、丘に向かいました。 行けばいつもジャックがいて、一緒に星を眺めていました。 次第にキャシーはジャックに惹かれ始め、いつからかジャックもキャシーに好意を寄せていました。 そんなある日、いつものようにジャックに家まで送ってもらうと、門の前には両親が待っていました。 「ママ、パパ…」 二人はとても怒っています。 「ごめんなさい、ジャックは悪くないの、私が星を見に行きたくて連れて行ってくれただけなのよ」 するとお父さんが口を開きました。