本当に本当にありがとね。 深春。 あなたのおかげよ? 感謝の気持ちをいっぱい込めて私はブーケを投げた。 ブーケは飛んである人の元へと落ちた。 受け取ったのは、紛れもなくあの人。 ずっと会いたかった人。 大切な人。 私の姉。 「深春っ──……。」