「おめでとう、千春。」 「お母さん、お父さんっ。」 「良かったわね。幸せになるのよ?辛いことがあったら言うのよ?あなたは私たちの……娘なんですから。」 「うんっ。ありがとう。私ね、この世界で暮らせて良かった。お父さんとお母さんの娘でいれて良かった。本当に、そう思ってる。」 「私たちもよ。あなたに出会えて良かった。この世界にいてくれて良かった。生まれてきてくれて、……ありがとうね。」 「うん……っ。」