悔しいんだね、きっと。 ずっと隣にいたのは、あたしなのに 今は、ほかの女の子がいる。 なんか、ヤキモチみたいで…やだ、な。 「聞いてよ、緋苺。 さっき渡辺、ジャンケンで負けて自己紹介、最初だったの。なにも考えてなくて、名前いっただけで座ったんだよ!?」 恵があたしに笑いながら、喋ってくる。 でも、あたしは笑うだけでちゃんとは聞いてない…。