大地と…同じクラス? 本当に…? 気持ちをおさえこんで、そうなんだ…と答えた。 (今、同じクラスは嫌だな…) 無視されてるのに、同じクラスはキツい。 嬉しいはずなのに。 苦しい気持ちが勝ってる。 「3組だってさ。いくぞ?」 爽哉があたしの手をとって、2年生の塔に向かう。 耳が赤くなってるのが見えた。