あたしも爽哉の背中に腕をまわして、抱きしめあった。 「ほんっと、ラブラブだな。ヨソでやってくれよ」 呆れたような大地の声。 真っ赤になったあたしは、急いで離れた。 テーブルに並べられた美味しそうなデザートを、頬張る。 「美味しいっ」 みんな笑顔になって、楽しそう。 …大地をのぞいて。