大地がいなくなって冷静になった爽哉は、あたしを抱きしめて聞いてきた。 小さく頭を横に振って、わかんない…と返事をした。 「…ま、いっか。 そうだ、宝夜たちから聞いたか? 一年終了パーティー」 にこっと笑って体を離した爽哉は、バッグから紙をとりだして渡した。 《一年終了パーティーのお知らせ》 乃愛がかんがえたパーティーみたい。 さすがお嬢様…。