2つにわれたチョコレート【完】




「本当に?」


「え」



気持ちはないけど、本当だし…。



うなずこうとしたら、大地がまた喋った。



「本当に、爽哉のこと好きか?」



大地は、気付いてるの?



あたしが…爽哉を好きじゃないって。



「…どうして?」


「杉浦のタイプじゃなさそう」



聞くと、きっぱりと言われた。






確かに…顔はタイプ。