不思議に思いながら、視線をおとして机を見た。 ラクガキがたくさんある机。 これとも、もうすぐお別れかぁ…。 なんだか寂しくなって、涙がでそうになった。 「そ…そうだ、大地はどうしてここにいるの?」 「なんとなく」 「あ、そうなんだ…」 続かない会話。 こんなこと、なかったのに…。 悲しそうな顔をしているのに気付いたのか、大地はあたしに近づいてきた。